【2021/02/23 #maruden_eye テレワークは定着しないのか】

 年が明けて二回目の緊急事態宣言が首都圏を中心として大都市に発令された訳だが、その際に盛んと言われていたのがリモートワークをして外出をなるべく控えてくださいというもの。これが何回も言われていたという事は思惑通りにいかなかったという事であろう。
 これを象徴するかのような数字がある。参考リンクの調査では、2020年7月と2020年12月で、テレワークが定着すると思うか、という同じ問いをしたところ、2020年12月の回答で「そう思わない」という人が相対的に増えたというもの。
 理由を見ていくと、やってみたが結果として今までのスタイルからルール的にも設備的にも脱却できないというような話のようだ。
 しかし、よくよく回答の内容を見ていくと否定的な意見を一貫して述べている人がどうも同じ人のようにも思える。つまりテレワークが今の個々のライフスタイルにマッチするかどうかというような、一般化できないところで決まってしまっているようにも思う。
 そう考えるとむしろ肯定派の意見、通勤のストレスが無い、であるとか、家庭と仕事の両立がしやすい、であるとか、テレワークという選択肢が増えたことでより柔軟な就労体型が実現され、これを歓迎している人たちがいるという部分はしっかり見ておくべきであろう。
 設備だけでなく、ルールやカルチャーなど様々な要素が絡んでくるため、そういう意味ではまだまだ発展途上の我が国のテレワークである。
<参考リンク>
■テレワーク「定着しない」が4割 否定的な意見が半年前から増えた理由とは?:あしたのチーム調べ(1/3 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
以上

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