【2020/02/18 #maruden_eye 対策に対策を重ねていく】

こちらでは、弊社の事業ドメインである防災・減災、インフラ構築、生産性向上支援、について関係する情報を紹介しています。

今日は、昨年の台風19号に絡んで出ていた記事をご紹介。詳しくは参考リンクをご参照頂きたいのだが、ダムや堤防というハード対策だけでは被害を防ぎきれない、という事が分かってきたので、避難対策をしっかり立てて補完しようというもの。
本当にその通りだと思う。○○があるから安心だ、と考えること自体、リスクを高めてしまう、という事を意識しておくべきだ。

 しかし、一方でこのような議論をしていると、例えば今回のケースで言えば、では、堤防もダムも意味がないのでお金を掛けない事にしては、という意見が出てくる場合もあるが、それは運を天に任せるようなものだ。
考え方としては、ダムや堤防を設置、加えて住民の避難計画を策定、避難訓練も定期的に実施する、そして、これらを要避難者へ伝えられる仕組み、防災無線、ラジオ、SNSなど、使えるものは何でも使って伝えていく。こういう対策を重ねることで、リスクをコントロールしていく、という話なのだ。

この記事のポイントは、ハードでの防災には限界があるからしない方がいい、という事ではなくて、限界を知りつつ、ハードを超える部分をソフトやその他のハードで補完してく事が大事だ、という考え方の点。これは全てのセキュリティ管理に通じる話だ。

<参考リンク>
■堤防・ダム、能力に限界=政府、決壊箇所分析へ-避難対策で補完も | NEWS & TOPICS | http://xn--pckta0mo87ok06a.com/

(リスク対策ドットコム) | 新建新聞社
https://www.risktaisaku.com/articles/-/20807

以上

Follow me!