【2020/12/22 #maruden_eye あやしいメールへの対処】
本年最後の更新はあやしいメールについて。特に最近多くなってきている変な添付ファイル、変なURLを押してしまったという場合の対処法だ。年末年始、お家で過ごす時間が増えると、伴ってこのような話も増える。この辺の知識を事前に持っておくのとそうでないのとは、その後のリスク低減度合が全く違うという事もあるので触れていきたい。
まずそもそも論として、一目みて怪しいと思われるメールについては基本的にあけない、というスタンスが正解。これが仮に知り合いやビジネスパートナーからのメールだったならどうする、という話もあるのだが、基本的に出す側の責任として迷惑メール、怪しいメールと誤解されないような題名、内容にするのは必須である。
加えて、殊更に重要なメールであれば、メール送付の後に電話でフォローするなどは必要だろう。この辺は、であればメールを出す意味がないと感じる方もいるかもしれないが、そのように感じる方はこれを機会に情報伝達の方法を自分の中で再構築してみては、と思う。電話だけでなく最近はLineやメッセンジャーなどもどんどんビジネスシーンに入り込んできている。メールの代わりにこういうツールを使う事も検討されてはと思う。
この話のもう一つの本題、仮に開けてしまったら、についてだが、これは参考リンクをご参照頂きたい。基本的にはウイルススキャンを一度、手動でかける、というもの。一応、リアルタイムでブロックしている事にはなっているのだが、通過してしまった場合を考慮してのことだ。正直ウイルスも日進月歩で様々新しいものが出てくる。何で有料のソフトを入れているのにブロックできないのだと腹をたてても致し方ないことなので、まずすべきことは、被害の拡大を減らすこと。
高確率で感染したと感じた場合は、まずはネットワークから切り離してオフライン・スキャンする。ネットワークから切り離せば少なくとも被害が拡大することは避けられるので、そのような措置をとれば、まずは、一息つける。
いずれ再三になるが、システムは最新に保っておくというのは最低限、やっておきたいことの一つ。これを怠っただけで、脆弱性をつかれて感染するというケースもやはりあるのだ。年末年始、このような事にならないように、まずはあやしいメールは開かない、というところかと思う。
<参考リンク>
■あやしいメールの添付ファイルやURLリンクを開いてしまったときの対処法【2020年】 | トレンドマイクロ is702
以上