【2020/05/12 #maruden_eye BCPの観点から考えるパンデミック対策 その2】

先週に引き続きコロナ対策について。今回はBCP(事業継続計画)の観点から考えてみる記事の第2話、である。

今回の記事では予防対策と拡大防止について触れられている。まずこれらの対策に入る前に、以下の2つのことを準備する。これは、業務に対しての影響度の把握、それから、出社基準の策定、である。
影響度については、発症から完治までの期間をベースとして欠員が発生した場合をシミュレーションする。出社基準の策定については、もちろん拡大防止のためにどういうルールでやるか、という点。確かに発症してからでは遅いので準備が必要、というのもうなづける。

 そのうえで、記事では、予防対策、拡大防止策が示されている。前回の記事からの流れも踏まえると、感染症対策へのBCPとしては、情報収集→予防対策→拡大防止、というプロセスを踏んでいくことがわかる。
予防はもちろん通常業務を回しながら実施するイメージだが、拡大防止策の実施となると、出社制限などの強い対策も含まれるため、通常の業務プロセスとは異なる形の事業運営が求められる。これは正直、ルール的、物理的、心理的な準備がなければできない話であるし、仮に準備があったとしても、実際に訓練などしてしっかり慣れていないと役に立たない可能性もある。

計画は実施があってこそ。この実効性の点についても意識していきたいところだ。

<参考リンク>
■BCP(事業継続計画)におけるパンデミック対策とは(2):事業継続計画/企業危機管理 – コラム | 月刊総務オンライン
https://www.g-soumu.com/column/2014/07/bcp16.php

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